アメリカ大陸横断 6400kmの旅 Day2  ロサンゼルス~フラッグスタッフ 2018年6月19日

ロサンゼルスからニューヨーへと向けていよいよ横断の旅がはじまる。

この日の目的地は、ロサンゼルスから東へ750kmほど離れたフラッグスタッフという街を目指して車を走らせる。

かつてルート66の開通と共に発展した街で、グランドキャニオンや、バリンジャークレーターなどの観光地への玄関口として利用されている。

車を走らせるとすぐに乾燥した荒野が目前に広がる。

アメリカにおける高速道路は、日本とは違い道路の幅が広くて見通しが良いため、自然とスピードが出てしまう。

120-140kmの間を心地よく走らせる。

目的地のフラッグスタッフに行く途中に、パワースポットとして人気のセドナに寄り道をする予定だ。

ロサンゼルスから7時間ほどの時間をかけてセドナに到着した。

到着したのは夕刻近くだった。

セドナの街から一番アクセスしやすいボルテックスのエアポートメサへと向かう。

ちなみにボルテックスとは、エネルギーが強く感じられる場所をそう呼ぶらしい。

その中でも、カテドラルメサ、ベルロック&コートハウス、ボイントンキャニオン、エアポートメサ。

これらは4大ボルテックスと呼ばれている。

この他にも大小のボルテックスが存在し、セドナの街自体もボルテックスになっているということらしいが、乾燥した荒野の中で、巨大な赤茶色をした荒々しい岩山を見たら、自然のエネルギーを感じずにはいられない。

耳を澄ませると、風の音と、草木の葉が擦れ合う音、そして乾燥した荒野を飛ぶ鳥の声が、スピリチュアルな雰囲気をさらに演出してくれる。

乾燥した赤褐色の岩山に力強く根を張る針葉樹を見ると、生命力の強さを感じた。

セドナで自然のパワーを一しきり感じたあとは、今日の最終目的地のフラッグスタッフへと向かう。

もうすっかり日も暮れていた。

フラッグスタッフの街を散策してみると、”古き良き”という趣の街並みがそこにはあった。

かつてのルート66が横断するように延びているこの街は、古めのアメリカ映画に出てきそうなロケーションがあちこちにあり、写真を撮るのも楽しそうな街だった。

散策した時間が遅いせいだったのか街にはあまり人がおらず、お店も閉まっていて、この街本来の活気を感じることが出来なかった。

また明日も、朝から長距離ドライブのため、同じ街で宿泊はできない予定になっている。

とりあえず、人のいない古き良き雰囲気を残したフラッグスタッフの街並みを写真に収め、この日の旅を締めくくることにした。

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