前日のフラッグスタッフからモニュメントバレーを経由して600kmくらい走行。
運転もだいぶ馴染んできた。
それでもウインカーを出そうとすると、ワイパーを作動させてしまうのは仕方がない。
そして交差点の右左折の気持ち悪い感覚はまだ拭えない。
標識に関しても、訳のわからない標識を見るケースがあったが、英語を読んで解釈する隙もなく、そのまま通行した。
もしかしたら若干の交通違反をしていたかもしれない。。
とにかく安全運転を心がけて、今日も長距離運転をスタートさせた。
前日の目的地のフラッグスタッフから、モニュメントバレーは北東に向けて300km弱。
そこから南東に向けて300km弱走らせ、今日の最終目的地のギャラップへと向かう。
600kmといえども、日本で600kmを走行するのとは全く違い、道路も広く開放的でとても走りやすく、あまり疲れない。
自然とスピードも出てしまう。
ただ不意に時差ボケのような睡魔に襲われる。日本とは半日ほどの時差があるから仕方ない。
このあたり一体は、乾燥した砂漠地帯だ。
車を走らせても窓から見える景色は、どこまでいっても赤褐色の景色がただただ広がるだけ。
3時間ほど車を走らせると、モニュメントバレーに到着した。
車に乗ったまま赤褐色の巨大な岩を眺めることができる。
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気の遠くなるほどの時間が作り上げた作品は、あまりにも巨大で凛としていた。
2億7千万年前の地層が、風化や浸食によって形成された状態。
悠久の時間のほんの一瞬を垣間見た。
人間の一生と比べると、まばたきにも満たない刹那。
天文学的な悠久の時間の中で、同じ場所に存在し、月が登り、風が吹き、少しづつ身を削って、やがて全てをさらわれていく。
それは、数千年、数万年先のこと。
そう思うと人間の一生の80年とは、どれほどの時間か。
乱暴な比較をすると、人間の一生とはなんとも一瞬かと思ってしまう。
モニュメントバレーを後にして、向かうは本日の目的地ギャラップ。
1881年に鉄道が敷かれたのを機に街として設立され、その後1926年にはルート66が開通し、
その沿線にはモーテルやレストランなどのビジネスが盛んになった。
現在はルート66に変わる幹線道路が通っているため、過去の栄光になってしまった町の雰囲気ではあるが、その頃の古き良き時代の面影は、街のあちこちで感じることができる。
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近くを通ると写真に収めたくなる街並みだ。
乾燥した街でサラッとしたアメリカのビールを飲んで、この日を旅を締めくくる。