『アメリカ大陸横断』
Google mapで眺めるアメリカ大陸に行きたい場所を一筆書きで繋げてみる。
俯瞰するとなんだか容易なように感じたが、ざっと計算すると6000km以上。
ロサンゼルスからニューヨークまで。
旅に費やせる時間は2週間弱。1日におおよそ500-600kmを走行する計算だ。
日本から飛行機でロサンゼルスへ。
空港近くのレンタカーでNissan NOTEを借りた。
旅費を節約するために一番安いコンパクトカーを選択したため、選択肢はあまり無かったと記憶している。
本当はゴリゴリのアメリカ車に乗って、アメリカの大地を疾走する方が絵になるのだが、
貧乏旅を決め込んだ今回のアメリカ横断では、車の選択から既に節約が始まっていた。
最終的に完走して、ニューヨークで記録写真を収めた時に、その車の選択を始めて後悔した。
横断の旅はロサンゼルスから始まった。
昼過ぎにロサンゼルスの空港に到着後、レンタカーを借りてLAの街へ走り出す。
日本とは勝手が違う交通ルールーの為、慣らし運転のつもりで走った。
フリーウェイを走る感覚はすぐに慣れたが、右左折する際の違和感は最後まで取れなかった。
少しでも慌てると、ウインカーを出したつもりが、ワイパーが作動し、
砂埃のついたフロントガラスを「シャーッ」と拭き上げるシーンが何度もあった。
今夜の宿として予約してあったモーテルに向かう途中、ハンティントンビーチに寄り道をした。
アメリカのサーフシティと呼ばれるハンティントンビーチ。
温暖で 1 年中太陽が降り注ぐこの地域では、サーフィンにとどまらず、ビーチ沿いのサイクリング、
SUPやカヤック、乗馬、バードウォッチングやハイキングなど、さまざまなアウトドアアクティビティが楽しめる陽気なエリアだという。
日本で計画していた頃、ここLAで絶対外せなかったのは、アナハイムエンジェルスの大谷の勇姿を見たかった事だ。
先発のタイミングに合わなくとも、打者として活躍する姿をこの目で見たいと期待していた。
しかし、出発の直前で大谷が怪我のため登録を抹消されてしまい、試合出場がなくなってしまい残念に思ったのを記憶している。
それでも、せっかく来たアメリカでやっぱりメジャーリーグを見たいと思い、
大谷の出ないエンジェルス戦を、アナハイムスタジアムまで観戦しにいった。
モーテルで荷物を降ろし、スタジアムまで更に車を走らせる。
スタジアム前には、駐車場が延々と広がっていて、日本との全くスケールの違いに圧倒された。
スタジアムの何倍もある駐車場は、自分がどこに停めたか分からなくなるほどのスケールのデカさだった。
スタジアム内には大谷の写真もちらほら。お土産コーナーでは大谷のユニフォームも売られていて、現地での人気も伺える。
試合の内容は記憶してないが、雲もなく心地よい雰囲気の中でのメジャーリーグ観戦は、旅の始まりとしては上々の出だしだったように思う。
明日から長距離運転の始まり。
LAから東に向かってロングドライブが始まる。
ワクワクとドキドキを想像しながら、夜のロサンゼルスの街をドライブしていたのを覚えている。